B ヴェトナムで発行の書籍 

2009年6月~7月の入荷分

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B3974 Baøi Ca Trong Leã Tang Ngöôøi Puù Naûõ, Loø Vaên Chieán (söu taàm, bieân dòch vaø giôùi thieäu), NXB Vaên Hoaù Daân Toäc, 2007;  「プナー族の葬儀における歌曲」。ライチャウ省タムドゥン県に住むプナー族はクーイチュあるいはクィチャウ族とも呼ばれ、もとは中国の貴州に住んでいた。タムドゥォン県の人口42,000のうち、約6%をプナー族が占める....。本書では全体を大きく2部に分けて記述。第1部はライチャウ省タムクォン県のプナー族(ライチャウのタムドゥンのプナー族、プナー族の葬儀の全2章)、第2部プナー族の葬儀における歌曲(道を開く、時間選択、魂を呼び起こす、市場へ、魂の見送り、感謝、永久の別れ)。大半を占めるのが歌曲の部分で、歌詞をまず最初にプナー語で記載し、その後にヴェトナム語訳を載せている。145x205, 371pp, SC, ヴェトナム語 2,415

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B3975 Beáp Löûa Trong Ñôøi Soáng Ngöôøi Thaùi, Loø Cao Nhum, NXB Vaên Hoaù Daân Toäc, 2008;  「ターイ族の生活の中のファイア・キッチン」。全3章は、マイチャウのターイ(Thai)族の高床式住居とファイア・キッチン(マイチャウのターイ族の概要、マイチャウのターイ族の高床式住居、高床式建築の中の火力台所=ファイア・キッチンの位置と役割など)、ターイ族の生活におけるファイア・キッチンの役割(日常生活の中のファイア・キッチン、精神生活の中のファイア・キッチン)、今日のターイ族の生活におけるファイア・キッチンの文化歌詞の保存に貢献するいくつかの提起。特に第2章では細分化され、風俗・習慣・信仰、初産の子供の世話、酒造りの習慣、家の中の火を守る人、使用する前の儀式などファイア・キッチンに係る14項目がある。また、同章では民間文学の中のファイア・キッチンに関する記述も紹介。130x190, 159pp, SC, ヴェトナム語 1,680

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B3976 Checklist of Dragonfly from Vietnam, Do Manh Cuong & Dang Thi Thanh Hoa, Vietnam National University Publisher, 2007;  「ヴェトナムの蝶々のチェックリスト」で、IDF(国際蝶々基金)に支援されて発行。最初にヴェトナムにおける各種蝶々の分布を、その種類ごとに地図で示した。名称はZygopteraAmphipterygidaeなど学名が使用され、省区分された地図で、当該の蝶々が発見された省が黒く塗りつぶされている。文字での補足は、その省名、省内の位置と発見年、発見者などが記されている。そのあとは、本書タイトルである「チェックリスト」部だが、ここは全部で8ppのみ。その後に、32ppにわたり合計64の蝶々のカラー写真があり、名称(学名)と撮影者、発見年、それに♂か♀かの記載がある。135x210, 181pp, SC, 英語 4,725

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B3977 Coõi Ngöôøi qua Tín Ngöôõng Möôøng Trong, Hoaøng Anh Nhaân, NXB Vaên Hoùa Daân Toäc, 2008;  「ムォン族の信仰を通しての精神生活」。タィンホア省のムォン族についての研究で、次の全4部に分けて記載。すなわち、ムォン族の葬儀=人間愛の美しさ、ヴィア・チュァの儀礼=情け深い心(ヴィア・チュアの起源、ヴィア・チュア儀礼の遂行、ヴィアを求め乞う行程)、ポン・ポーン=(ムォン族の民間文化である舞踊・歌謡)、ムォン族農民からバヴィ全体の王へ。カラー写真1。最後にはヴィア・チュアの話し言葉による祈りの全文をムォン語と現代ヴェトナム語の書き言葉での翻訳を示している。145x205, 336pp, SC, ヴェトナム語及び一部ムォン語 2,415

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B3978 Collection of Essays on Quan Ho Bac Ninh Folksongs, Vietnam Institute of Culture and Arts Studies, 2008;  「バクニン地方のクァンホ民謡のエッセイ収集」で、Assoc.Prof.Dr.Nguyen Chi Bienの編集による。全体を4部に分け、全体の2/3ほどを占める第1部は、バクニンのクァンホ民謡に関する研究作業(北部地域、クァンホ・コレクションに関する評価、クァンホの歌、クァンホの歌の実際における音階のタイプと規則の研究、クァンホの歌い方と生まれた土地に関する研究、クァンホの音程、アコースティックの観点からのクァンホのメロディー、クァンホの韻文など20項目で、異なる筆者による記述だが、その中に音楽家のルー・フー・フオックや音楽研究家チャン・ヴァン・ケの名前も見える)、第2部バクニンのクァンホ民謡の無形文化遺産の総合調査(バクニン省のクァンホの村総覧、20085月現在のバクニンのクァンホの文化遺産総覧)、第3部バクニンのクァンホ民謡の参考文献、(820点)、第4部バクニンのクァンホ民謡の写真(カラー写真40点以上)。 150x210, 675pp, HC, ヴェトナム語 6,930

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B3979 Duch Bum Dãm Sõdang (Truyn Thõ Bahnar), Nguyn Quang Tu (Sýu tm và gii thiu), NXB Vãn Hóa Dân Tc, 2008;  DUCH BUM DAM SO’DANG(バナル族の詩語)。最初に前書きに変えて、バナ族の詩歌を求めて、と題して一文。詩歌は2点で、最初が女性ブムの詩歌、次いで男性ソダンの詩歌。最初にベトナム語で簡単にそれらの詩歌について説明したあと、まず語り手によるバナル語の原文、そしてその越語訳。2編のうち、後者の詩歌が全体の2/3を占める。130x190b, 242pp, SC, ヴェトナム語及びバナル語 3,170
B3980 Ñaïi Thö (Saùch duøng trong nghi leã cuûa Ngöôøi Dao Quaàn Cheït; Song Ngöõ Vieät-Dao), Hoaøng Thò Thu Höôøng, NXB Vaên Hoùa Daân Toäc, 2008;  「ダイ・トゥ(ザオ・クァン・チェット族の儀礼で使用される書)」。全2部で、1部はイェンバイ省のザオ・クァン・チェット族の概要(呼び名・起源と居住地域、イェンバイ省のザオ・クァン・チェット族文化に対する社会環境の影響など3項目)、そして2部は前半が越語訳、後半がザオ・クァン・チェット語による音韻表記で合計22点についてバイリンガルで紹介。最後の4ppはカラー写真を合計6点。145x205, 339pp, SC, ヴェトナム語 2,415

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B3981 Hanoi of a Thousand Years, Carol Howland, Thế Gii Publishers, 2009;   1000年のハノイ」で、ここ10年の間に幾度もヴェトナムを訪れている旅行作家Carol Howlandが執筆。本書では全体を以下の14項目に分けている: 市の誕生、ホアンキェム湖付近の散策、36通付近の旧市街、旧市街を放浪、フランス人が到着したとき、ハノイでフランスの遺産を見る、文廟、西湖とそれ以遠、人々の食事、水上人形劇、古典と大衆劇、海良劇カイルォーン、今日のハノイ。ヴェトナムという国を愛し、豊富な知識でハノイを歩いて記述。カラー写真が合計24ページに。それに若干の地図。140x205, 163pp, SC, 英語 3,675
B3982 Hoøa-Binh vaø Kieán-Thieát, Boä Tuû-Lenh Quan-Löïc Ñaïi-Han taïi Vieät-Nam, 1968;  「平和と建設」で、ヴェトナム戦争時代の1968年に、駐越韓国軍司令部が発行した写真多用の韓国語・越語バイリンガルのミニ冊子。最初に駐越韓国司令チェ・ミョン・シン中将の挨拶、続いて避難民同胞に対する新生村の建設、ベトコンの犯罪的行為は....、ヴェトナムの同胞の皆さんお互いに助け合いましょう、自由なヴェトナムの国を建設し共産主義者をヴェトナムから追い出そう、我らの責任は罪のない良民を守ること、ヴェトナムでの大極道は進歩の一途、韓越両国の宗教の連携、大韓民国の五か年経済発展計画、ヴェトナムにおける韓国軍の活動実績など、見開きのページごとにタイトルをつけて、写真で紹介。文章は写真(カラー及び白黒で合計約70)のキャプション程度。195x255, 30pp, SC, 韓国語及びヴェトナム語。 USED 中央の8ページ分がホッチキスから外れているが、ページの欠損はなし。縦横方向に軽い折り目、表紙は表・裏とも若干の汚れ付着。薄い冊子だが非常に珍しいアイテム! 14,700

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B3983 Hoân Nhaân vaø Gia Ñình Daân Toäc Nuøng, ThS. Nguyeãn Thò Ngaân & Traàn Thuyø Döông, Baûo Taøng Vaên Hoaù Caùc Daân Toäc Vieät Nam, NXB Vaên Hoùa Daân Toäc, 2008;  「ヌン族の婚姻と家族」で、全体を4章に分けて記述。ヴェトナムにおけるヌン民族の概括(人口と居住地域の状況、自然環境の条件、民族文化歴史の特徴)、ヌン族の婚姻(婚姻の概念、婚姻の原則、婚姻スタイル、特異な婚姻のスタイルなど6項目)、ヌン族の家族(共通概念、家族の構造のスタイル、家族関係、家庭内の色々な習俗など5項目)、ヌン民族の婚姻と家族における文化価値の発揮と保存(ヌン族の婚姻における文化価値、コミュニティ生活の中での家族の役割、社会変化の中でのヌン族、ヌン族の婚姻における変化など6項目)。最後に結論と参考資料。中央付近の8ppに約20点ほどの写真、他に若干の表。145x205, 319pp, SC, ヴェトナム語 2,415

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B3984 Hoân Nhaân vaø Gia Ñình Ngöôøi Khmer Nam Boä, Th.S Nguyeãn Huøng Khu (chuû bieân), NXB Vaên Hoaù Daân Toäc, 2008;  「南部クメール人の婚姻と家族」で全体を3章に分類。まず、メコン・デルタのクメール族に関する総観、メコン・デルタのクメール族の婚姻(婚姻に関する理論的問題、家族に関する理論的問題、クメール族の伝統的婚姻、クメール族婚姻の変遷)、メコン・デルタのクメール族の家族(メコンのクメール族の伝統的家族、メコンのクメール族家族の変化)。そして結論と、付録としてメコン・デルタ各省のクメール寺の数や、各民族の割合、収入といった表3点、最後に参考文献。本文中に白黒写真7、表5。140x200, 252pp, SC, ヴェトナム語  2,100

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B3985 Lòch Söû Ñòa Danh Vieät Nam, Vuõ Ngoïc Khaùnh (chuû bieân), NXB Thanh Nieân, 2008;  「ヴェトナムの地名の歴史」。類書は決して少なくないが、本書では過去に出版された文献や雑誌などを参考にしながら、伝説や古典、地方誌など古い資料からの地名の歴史をまとめなおした。最初に「地名の史跡を求めて」と題して20ppほど記載がある。大部分は全体を大きく3部に分け、最初に神話と伝説に関連した地名の話で、チアン滝、チョン・チョン山、バビ山=タムダオ、ポザマイ(バベ湖)など約35の地名。次いで、昔話と年代記に関連した地名で、アイカオ山、タムヘオ洞窟、ファトトゥ峠、チャノン寺など約35、そして逸話に関連した地名で、ここでは約25点が紹介されている。150x205, 407pp, HC, ヴェトナム語 3,150

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B3986 Nghi Leã Coå Truyeàn cuûa Ngöôøi M’Nong, Tröông Bi (chuû bieân) , Toâ Ñoâng Haûi & Dieãu Kaâu, NXB Vaên Hoùa Daân Toäc, 2006;  「ムノン族の古典儀礼」。最初にムノン族の伝統儀礼に関して数点、そのあと2章に分けて、生涯の中の儀礼(生誕に関する儀礼、子供の成長に関する儀礼、結婚に関する儀礼、葬儀に関する儀礼)、農業の儀礼(田を開く際の儀礼、田の耕作に関する儀礼、象を捕らえて世話する際の儀礼、その他の儀礼)。最後に結論と付録(いくらかの儀礼文についてムノン語とその越語訳を示した)。カラー写真が4pp8点。 130x190, 291pp, SC, ヴェトナム語(一部ムノン語) 2,160

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B3987 Nghi Leã Tang Ma Coå Truyeàn Ngöôøi Cao Lan, Leâ Mai Oanh, NXB Vaên Hoùa Daân Toäc, 2008;  「カオラン族の伝統的葬式儀礼」。1999年の統計によればカオラン族は人口115千、トゥエンクァン、バクザン、ランソン、クァンインなどに居住する。本書は、そのうち24千人ほどが住むバクザン省のカオラン族に関する調査資料である。カオランという民族に関する概略と姿(民族名、民族の起源、村落と住居、精神文化)、カオラン族の古典的な葬儀(死に対する観念と死者の亡霊の造り方、一般的な死の場合の儀礼習慣、不正常な死の場合、忌と追悼、葬式儀式の変化)、カオラン族の葬儀における特色の発揮とその維持の全3章。そして結論。最後に(カオラン族の)資料提供者一覧。145x205, 112pp, SC, ヴェトナム語 1,490

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B3988 Ngöôøi Haø Nhì ôû Huoåi Luoâng (Huyeän Sìn Hoà, Tænh Lai Chaâu), Hoaøng Sôn (chue bieân), Vieän Vaên Hoùa Ngheä Thuaät Vieät Nam, NXB Vaên Hoùa Daân Toäc, 2008;  「(ライチャウ省、シンホ県)フォイ・ルォンのハニ族」。ヴェトナムに居住する6つのチベット・ビルマ語族の中のひとつであるハニ族は多くの伝統文化を保持している....。本書では全体を5部に分けて記述。第1部自然条件・居住地域・人口(人口と居住地、民族の歴史に関する伝説)、第2部社会組織(村落、姓・家族・婚姻)、第3部経済の形態(栽培、飼育、手工業、狩猟など)、第4部物質文化(住居、衣服、飲食喫煙の習慣、運搬手段)、第5部精神文化(人生観と世界観、農業信仰、生涯にある儀礼、他のいくつかの儀礼、言語と民間文化)。全体を通じてカラー写真が(連番付)計33、イラスト14、若干の表。巻末には付録として合計14ppにわたって、フォイ・ルォンに住むハニ族の言語の中から基本的な名詞を越語と対比で示している。145x200, 167pp, SC, ヴェトナム語 1,980

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B3989 Nhaïc Cuï Daân Gian EÂ Ñeâ M’Nong, Vuõ Laân - Tröông Bi, NXB Vaên Hoaù Daân Toäc, 2008;  「エデ族、ムノン族の民間楽器」。第1章でエデ族の民間楽器、第2章でムノン族の民間楽器、第3章ではエデ族・ムノン族民間楽器の発揮・保存の方法について記載。1、2章とも最初にそれぞれの民族の概要について記載し、そして民間楽器をゴング(エデ、ムノン族とも各2種類)及びゴングとともに使用される楽器(エデ族、ムノン族とも8種類)、その他の楽器(エデ族7種類、ムノン族8種類)についてその種類を挙げ、イラストによりそれぞれの楽器の構造を詳細に示して解説。笛などの穴については、その位置についても明確にしており、指の位置なども示している。また、特定の楽器が多用される曲については楽譜も紹介。イラストは約90、それに楽譜も多数。130x190, 307pp, SC, ヴェトナム語  2,100

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B3990 Quyeån Ñaãm, Nguyeãn Thò Yeân (chuû bieân), NXB Vaên Hoaù Daân Toäc, 2008;   タイー(Tay)族の「クイェン・ダム」儀礼について記載した一冊。全体を3部に分け、第1部では、タイー族のクイェン・ダム儀礼の紹介(クイェン・ダムとは何?、クイェン・ダム儀礼の宗教信仰的な意義、クイェン・ダム儀礼の価値、など4項目)、そしてクイェン・ダムを第2部では原文のタイー語で、第3部ではその越語訳を紹介。145x205, 394pp, SC, ヴェトナム語及びタイー語 3,255

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B3991 Tang Leã cuûa Ngöôøi Mnoâng Rlaêm, Y Tuyn Bing, NXB Vaên Hoaù Daân Ttoäc, 2008;  「ムノン・ルラム族の葬儀」。第1章で(ダクラク省、ラク県の)ウオン・ドレイにおけるムノン・ルラム族の概要(経済の特徴、文化)について紹介し、第2章でムノン・ルラム族の伝統的葬儀(自然死をした人の葬儀、異常死をした人の葬儀)、そして最後の第3章ではムノン・ルラム族の伝統葬儀における差異と変化(ムノン・ルラムとムノン・ガル族の伝統葬儀との比較、ムノン・ルラム族の葬儀の変化)として記載。130x190, 227pp, SC, ヴェトナム語 1,995

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B3992 Then Baùc Caàu Xin Hoa, Nguyeãn Thanh Hieàn, NXB Vaên Hoùa Daân Toäc, 2008;  タイー族の民間信仰活動の一つの形態であるテンを取り上げた。古くからの伝統であり、人々の精神生活の中に重要な位置を占めるテンは、ベトバック地方で特に盛んだが、その中でも省人口の43%をタイー族が占めるカオバン省では顕著である。本書では全4章に分け、カオバンのタイー族の概括(民族の形成、民間信仰)、テン・バク・カウ・シン・ホア(テンとその発展、テン・バク・カウ・シン・ホア)、テンの言葉の内容と意義、テンの芸術的な価値(言語の面、様々なジャンルの詩と音韻の結びつき、テンにおける特徴的な表象(木のシンボル、ツバメのシンボル、橋のシンボル、花のシンボル)。その後に結論、付録(カウ・ホア儀礼におけるテンの一部をタイー語とその越語訳で)、そして参考文献。130x190, 236pp, SC, ヴェトナム語 1,890

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B3993 Töø Ñieån Laøo-Vieät, Bs. Traàn Kim Laân, NXB Toång Hôïp Thaønh Phoá Hoà Chí Minh, 2007;  「ラオ語=ヴェトナム語辞典」、筆者はラオス名がフォンサバン・チャン・タ・ヴォンで1964年ラオスのサバンナケート生まれ。フエ医科大学で東洋医療を学び、現在はサバンナケートの診療所で働いているようなラオス研究の専門家。最初の紹介の辞や前書きは越語・ラオ(ス)語の両方で記載。さらにラオ語の読み方が越語で、越語の読み方がラオ語で説明されている。そのあとはラオ語のアルファベット順での辞書部となる。見出しはラオ文字だが、その後にヴェトナム語アルファベットで読み方も記載。見出し語数は50,000語で、更に例文25,000、諺1000語や成語15,000語、薬草名500語なども掲載し、ラオス民族の文化を知ることができるようにした。190x270, 1079pp, HC.  13,650

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B3994 Töø Ñieån Noâm Vieät Thaûo, Nguyeãn Vaên Maõo, NXB Lao Ñoäng Xaõ Hoäi, 2008;  タィンロン=ハノイ1000年を記念しての出版で、草書チュノム辞典。草書により書かれたチュノムの文字は個性があり、芸術性が高い。本書は字喃の読みを(ラテン文字を基礎とした)ベトナム文字アルファベット順に並べた。最初(左端)にチュノム、次いでその読みと意味、右端の当該チュノムの草書体が示されたもの。全部で約16,000の見出し(チュノム文字)を掲載。巻末には約170ppに渡ってチュノムとその読みの目次がある。165x245, 1287pp, HC(DJ). 15,750

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B3995 Updated Checklist of the Orchids of Vietnam (Trích Yeáu Ñöôïc Caäp Nhaät Hoaù veà Caùc Loaøi Lan cuûa Vieät Nam), Leonid V. Averyanov & Anna L. Averyanova, Vietnam National University Publishing House, 2003;  「ヴェトナムのランの最新チェックリスト」で、152の族の897種類のランについてチェックリストにまとめた。その数はベトナムに1000から1100種類ほど存在すると考えられているランの総数の7580%にのぼる。今回の最新チェックリストはランの名称、ヴェトナムでの分布(ヴェトナムを1~6の地域に分けて)、ヴェトナム以外での分布(8~13までの地域に分類)、生息の形(e, l, t, sに分類)、生態学(観察される地の高度により海抜0~2500m(最高3143m)までを3段階に分類)、稀少性(非常に珍しい~どこにでも見かけるまでを5段階に)、に分けて示した。巻末には分類上の注意とメモとしてその中にイラスト(10近くのイラストをまとめて1点としており、連番が付き11まで)がある。160x240, 101pp, SC, 英語 4,410

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B3996 Vaên Hoùa AÅm Thuïc Ngöôøi Saùn Dìu, Dieäp Trung Bình, Baûo Taøng Vaên Hoaù Caùc Daân Toäc Vieät Nam, NXB Vaên Hoùa Giaác Toäc, 2008;  「サンジウ族の飲食文化」。ヴェトナム北部の中流地域、バクザン省やタイグエン省、チュエンクァン省に集中して居住する少数民族サンジウ族の飲食文化を取り上げた。サンジウ族の概括(北部中流地域の自然環境、民族の起源、経済生活、社会の組織、住居と衣服の文化、信仰、言語と民間の文芸)、サンジウ族の飲食文化(食糧と食品の源、食事・飲料・煙草とキンマ、サンジウ族の飲食に関する習俗)、サンジウ族の飲食文化価値の発揮と保存の3章に区分して記載。145x205, 279pp, SC, ヴェトナム語 1,890

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B3997 Vaên Hoùa Daân Toäc Giaáy, ThS. Ñoã Ñöùc Lôïi, Baûo Taøng Vaên Hoùa Caùc Daân Toäc Vieät Nam, NXB Vaên Hoùa Daân Toäc, 2008;  「ザイ民族の文化」。ザイ族は北部のラオカイ省、ハザン省などに合計49,000人が居住する。本書では、ヴェトナムにおけるザイ族の概括(自然生態、民族の歴史・起源、伝統的経済活動における幾らかの特徴)、物質文化(村落と家、衣服、労働生産のための工具と食糧・食品加工用具それに家族生活用具及び運搬用具、食事の仕方)、非物質文化(民間信仰、言語と民間の文学芸術、民間の知恵、行動文化=結婚・家族関係・同姓内・村落・社会、人生の中での儀礼習俗)、現在におけるザイ民族文化の価値発揮と保存事業の変化(経済・文化・社会生活に於けるいくらかのドイモイ、ザイ民族の伝統文化の発揮と保存)の全4章に分けで記述。巻末に4ppにわたり白黒写真が8点。若干の表あり。ザイ語と越語、他の少数民族語との単語の比較表あり、また特にザイ語と越語の文章比較も。145x205, 291pp, SC, ヴェトナム語 2,310

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B3998 Vaên Hoùa Tín Ngöôõng cuûa Moät Soá Daân Toäc Treân Ñaát Vieät Nam, Nguyeãn Maïnh Cöôøng, NXB Vaên Hoùa – Thoâng Tin & Vieän Vaên Hoùa, 2008;  「ヴェトナムの地におけるいくつかの民族の信仰文化」。大きく2章に分け、1章は、変化とグローバル化以前のヴェトナムの地における兄弟諸民族の信仰文化(1946年にホーおじさんが中部高原諸民族同胞にあてた手紙、現在の革命段階における兄弟諸民族の大団結の問題、プロテスタントの姿、など)、第2章はヴェトナムの地における諸民族の信仰活動で、その中で5つの中項目に分けて記載。それらはターイ族の信仰文化、フモン族と伝統信仰文化、中部高原地域同胞の信仰文化、チャム族の信仰文化、ホア族の信仰文化。その中項目は4~5つの小項目に細分されているところが多い。数点の表あり。145x205, 564pp, SC, ヴェトナム語 3,990

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B3999 Vaên Teá ôû Bình Ñònh, Loäc Xuyeân, Ñaëng Quyù Ñòch (söu taàm, chuù giaûi), NXB Vaên Hoùa Daân Ttoäc, 2008;  「ビンディン省の葬儀演説文」。葬儀の演説(式辞)はヴェトナムでは1000年の伝統を持つもので、60年ほど前には広まりを見せポピュラーなものだったが、最近の60年となると徐々に衰退している。本書は全体を3部に分け、第1部は漢字で書かれた式辞、第2部チュノムと国語による式辞、第3部は該当する仏教儀式。ビンディン省の葬儀式辞の書き手とその文章(一部に漢字あり)を紹介。145x205, 295pp, SC, ヴェトナム語 2,310

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B4000 Vignettes of French Culture in Hanoi, Theá Giôùi Publishers, 2008; 「ハノイにおけるフランス文化の模様」で、Friends of Viet Nam Heritage Publicationsの一冊。フー・ゴック教授との会話、フランス植民地のハノイ:1873-1954(初期1873-1886、首都の形成、変わりゆく姿勢、フランス・ハノイでの生活:東洋のパリ)、街の散策(ホアンキェム湖、聖ジョセフ聖堂からフレンチ・クオーターへ、ハノイ・ウオーター・タワーからバディン会堂へ)、フランスの建築様式用語、フランスのベトナム及び東南アジアにおける年表、文献に分けて記載。各ページにはフランスの面影がある建築物、街区の写真をふんだんに配してヴィジュアルな内容にしている。写真は小さいが、多くはカラーで約170ほど、それに地図も数点。150x210, 51pp, SC, 英語。 1,995

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