Moc Hoa
モクホア(Moc Hoa)とは、当時の南ベトナム、キェントゥオン省省都で、カンボジア国境に近く、南ベトナムの非正規軍を伴った特殊部隊の基地が散在する地域。本書は、筆者が同地で医療に従事した66年7月からの1年間を、イラストや写真を交えて日誌風に綴ったもの。
途中カラー写真の頁があるが、診療所以外に町の風景、人々の生活等も多数紹介しており、通常の戦争写真集とはかなり赴きが異なっている。
なお、本書の最後に1968年のテト攻勢に関し、ベトコンのモクホアに対する攻撃と、民間人と軍人の死傷者数、人々の家屋の損傷などについて触れ、ベトコンは「モクホアの人々が共にテト攻勢に加わり決起すると考えていたが、人々は怒りモクホアを防衛する為、共に共産主義者と戦うために団結するようになった...」と締めくくっている。
写真は約150(カラーは116)、イラストも約10。230x305㎜, 103pp, SC, 英語
商品番号:
D651 Moc Hoa |