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| Historique des Colonies Francaises: L'Indochine (カード完揃い、貼付) édité par le Chocolat Cémoi, FRANCE 1933
「フランス植民地の歴史:インドシナ」(カード完揃い、貼付)
「フランス植民地の歴史:インドシナ」(カード完揃い、貼付)で、編集がセモワ・チョコレート。[別にカードを全く貼っていないブランクの台本もあり。] このセモワは1919年にグルノーブルで設立されて以降、急速に成長していったチョコレート・ブランド。そのセモワはチョコレートの付録としてインドシナの風景や人々の風俗・習慣、動植物を描いてカードにしたシリーズをおまけとして販売した。このシリーズはアルバムNo.4で、シリーズ1〜24に分かれ、各シリーズはカード10種類からなる。従って合計では240種類で、この分はその全240種類全部のカードを貼り付けている。 最初にインドシナ全体を紹介したあと、シリーズ1〜4はカンボジアとトンキン、シリーズ5〜8はアンナン、シリーズ9〜16はトンキン、シリーズ17〜20はラオスとシャム、シリーズ21〜24がコーチシナとなっていおり、最初にそれぞれの地方の概要がイラストと共に紹介されている。表紙など各セクション最初のページに出てくるオカッパの金髪と黒髪の二人の少女は仏人と現地人を表しているのか。 貼り付けられたカードはリリーズ番号とシリーズ内の番号が記されている。トンキンが他の地域に比べ長いのは、1880年代前半の仏中戦争(トンキン戦争、日本では通常「清仏戦争」)に係るものがあるため。カードは個別に販売もされているが、全部を揃えるとなると相当の手間暇とコストがかかるのは言うまでもない。カードのみを全部揃えて売っているのは見たことがない。1シリーズの10枚をまとめて、というとであれば見たことはあるが、それも稀である。1枚300円で変えたとしても、240枚だと72,000円になる。一部のカードはレアで、特にシリーズ24の動物ものは見ることが少ない。 サイズは210x280o, 頁数記載なし(数えると40pp), HC, フランス語。 USED 表紙の上端近くに女性の名前と住所(フランスAudeのLezignan-Corbieres)が記載。カードを貼り付けているため中身が重いからか、表紙と内部の離脱を防ぐためであろう表紙と裏表紙が綴じ目部分で透明テープによる補修あり(目立ちにくい)。カードは欠けなし。この分のようにカードが全て揃っているものについては入手は極めて困難。カード不揃いのもの、あるいはカードが全く貼られていないものだと、より安価で入手できる可能性あり。
Historique des Colonies Francaises: L'Indochine (カード完揃い、貼付) édité par le Chocolat Cémoi, FRANCE 1933
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