La Cochinchine

Photo Nadal, Saigon, 1925

「コーチシナ」写真集

発行はPhoto Nadal。このNadalとは人名Fernand Nadalで、1920年代はじめにインドシナに来て、アルジェリア人として初めて同地でビジネス(写真業)を始めた人とされる。中心部のカティナ通りに事務所を構えフランスの新聞、雑誌への写真の提供、あるいは絵葉書や写真本出版などの事業を展開した。

本書はそのNadalによるコーチシナの写真を集めたもので、総数は456にのぼる[456 gravures sur cuivreとあるのは直訳すると456の銅版画]。最初にインドシナ総督府政府のAlexandre Varenneの写真をのせ、以降はコーチシナの全地域を順に回ってそれぞれの地の代表的な光景を写真で紹介。出版年の記載はないが、1925年(頃)であるらしい。

最初はサイゴンから始まり、チョロン、ザディン、ビエンホア(ビエンホア省とモイ族の国で)、バリア(バリア省及びカプ・サン・ジャック)、トゥザウモット、タイニン、タンアン、ミト、ゴコン、ベンチェ、ヴィンロン、チャヴィン、カント、サデク、ロンスェン、ソクチャン、バクリェウ、ラクザ、チャウドック、ハティエンの順。

各省は最初に文字説明で自然地理(省により違いはあるが:場所、地理、水路、気候、道路、鉄路)、行政地理、経済地理(省により違いはあるが:農業、商業輸送、産業、漁業、狩猟、商業、観光などの項目)が各頁とも仏語(左欄)、と英語(右欄)で記載されている。その後は写真ばかりで、キャプションは仏語のみ。写真はチョロン省の48が最も多く、続いてサイゴンの36、少ない省でも12ほどあるから「コーチシナ」に属する各地の姿を知ることができる。

チャウドックにいたという2m20の大男の写真があれば、今ではそれほど有名でもない(?)ハティエンの洞窟写真の種類も多い。

375x275o, 173pp, SC, フランス語(及び一部に英語も) 

 

商品番号: B4997
在庫: あり

販売価格(税込)45,360円 
USED 表紙が透明ビニールで覆われ保護されていることもあり、年代の割には非常に綺麗。ごく僅かな紙の黄変があるか、という程度。非常に珍しい書籍!)

 

La Cochinchine

Photo Nadal, Saigon, 1925

その他の美術書・写真集は
http://www.nsleloi.co.jp/art&photobk.htm

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